コラムその4 スマートフォンで文献探索 その1

投稿者: | 2016年11月1日

スマートフォンの画面サイズやタッチキーボードは、デスクトップPCやタブレットPC程、複雑な検索を行うのには向いているように思えないが、超多忙な毎日の中で、通勤・通学中の空き時間を利用して電子書籍を読んだり、文献探索して論文を読んだりする機会がこれまで以上に増えるのは間違いない。その場合、一括検索後、地図上に購入先や所蔵先の候補が表示される、あるいは検索後得た文献情報をシームレスに即クラウド上に保存できる、など複数の機能が組み合わせたアプリが必要となるだろう。
①個人としての利用、②図書館員としての利用、③研究者としての利用、の3パターンを想定し、無償利用可能なアプリの紹介を試みる。

①個人としての利用
ネット書店だけではなく、リアル書店店頭在庫や図書館所蔵資料を一括検索・表示するアプリが複数存在する。

・テイクストック (iOS, Android)
日本全国の書店約1,400店舗在庫と約6,100ヶ所の図書館蔵書を対象に検索を行うことができ、在庫・所蔵先が地図上に表示される。図書館の蔵書検索はカーリルのAPIを利用している。丸善、紀伊國屋書店、三省堂、ジュンク堂、ツタヤ等のナショナルチェーン店を始め、店舗検索が可能な書店(例えば本やタウン登録書店など)が在庫表示対象となっている。

・本の在庫検索 (iOS)
多数のオンライン書店・古書店の在庫の一括検索。店舗を持つ丸善、ジュンク堂、紀伊國屋書店、フタバブックス、勝木書店、宮脇書店が検索対象となっている。

・honto (iOS, Android)
紙書籍と電子書籍の一括検索が可能である。紙書籍の在庫がある場合は、丸善、ジュンク堂、文教堂の店舗在庫と当該書店の位置が地図上に表示される。

・本屋どこ/Bookstore Finder Free (iOS)
スマートフォンのGPSを利用して、近くにある本屋と古本屋(一部のみ)の場所と推奨ルートを地図上に表示する。しかも、海外の書店も網羅している。

・ロケスマ (iOS, Android)
書店、カフェ、ファミレス等の国内主要チェーン店(900チェーン以上、40万店舗以上)の全国店舗と公共機関・施設を地図上に表示する。

・Direct Textbook (iOS, Android)
北米の主要書店の価格比較サイト

・書籍の検索 (Android)
Google Books、Open Library、Amazon各国店、中国・ロシア主要書店の価格比較

・OCLC WorldCat (http://worldcatmobile.org/?site=www)
世界最大の図書館総合目録のモバイルサイト。洋図書・雑誌検索。以前は存在した価格比較サイトと連携するアプリがなくなってしまった。

・電子書籍検索プロ eBook Search (iOS)
iBookstore(有料20万点、無料)、Project Gutenberg(4万点)、Internet Archive(200万点)等を検索・選択後、Kindle、 Nook、iBooks(またはその他のリーダーアプリ) 等利用可能な電子書籍リーダーに作品をダウンロード可能である。洋書が中心。

コメントを残す