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ライブラリー図書館情報学 8
図書館情報資源概論
ライブラリ-図書館情報学<br> 図書館情報資源概論

2012年9月20日刊行 --> 2刷: 2014年8月
1,890円(税込価格)

ISBN978-4-7620-2304-0 C3300
A5判 184頁

 印刷資料・非印刷資料・電子資料などからなる図書館情報資源の類型と特質、歴史、生産、流通、選択、収集、保存など図書館業務に必要な情報資源に関する 知識の基本である「図書館情報資源概論」を、「図書館が扱う(べき)情報資源」「生産者・流通者が伝えたい情報」「利用者が求める情報」という3つの視点 から、1~4章で情報資源の類型と特質、5章で出版の生産と流通、6~8章で蔵書構成・管理、9章で学術情報資源といった構成で論じていく。

  章末に「考えてみよう・調べてみよう」と「読書案内」の項目を設け、各章の内容の復習、応用問題として実践できるよう、より学習の理解を深められるように工夫した。

  本シリーズは,平成24年度から開始される司書の新カリキュラムに対応。新しい時代の図書館の担い手にふさわしい司書のあり方を視野に入れ、創造的なテキストを目指す。

2刷(正誤表)
p.36  下から9行目
修正前:  ・・・利用する方法として,①点字図書,②録音図書,③大活字図書,
       ④DAISY録音図書,…
修正後:   ・・・利用する方法として,①点字図書,②録音図書(34ページ参照),③大活字図書,
       ④DAISY録音図書,…

p. 36 下から4行目
修正前: …ソフトが使用される。
修正後: …ソフトが使用される。②を除く①から⑤を詳述する。


p. 37  ②を④にして、それと③の入れ替え
修正前: ②DAISY(デイジー)は…、③「大活字図書」(拡大図書とも)とは…
修正後: ③「大活字図書」(拡大図書とも)とは…、④DAISY(デイジー)は…、


目次
第1章 図書館と図書館情報資源
 第1節 図書館情報資源と情報
 第2節 図書館情報資源(図書館資料)の再定義
 第3節 図書館情報資源の類型

第2章 図書館情報資源各論 図書、非図書資料、継続資料
 第1節 資料各論   図書
 第2節 資料各論   非図書資料
 第3節 資料各論   継続資料(逐次刊行物と更新資料)

第3章 ネットワーク情報資源
 第1節 ネットワーク情報資源とは
 第2節 ネットワーク情報資源の組織化
 第3節 書誌コントロール

第4章 一次情報と二次情報
 第1節 一次情報
 第2節 二次情報

第5章 出版流通
 第1節 出版
 第2節 出版流通システム
 第3節 出版流通システムとその問題点
 第4節 図書館と出版流通
 第5節 読者と出版

第6章 蔵書構成と資料提供
 第1節 蔵書の定義
 第2節 蔵書構成と図書館業務

第7章 蔵書構成の概念と理論
 第1節 蔵書構成の概念とプロセス
 第2節 公共図書館の資料選択理論

第8章 蔵書構成の方法
 第1節 蔵書構成と利用者ニーズの把握
 第2節 蔵書構成方針と資料選択

第9章 学術情報資源
 第1節 学術情報資源の定義
 第2節 研究者と学問
 第3節 学問分野別の情報
 第4節 シリアルズ・クライシスとオープンアクセス運動

図版
第1章 図書館と図書館情報資源
表1.1 推奨保存条件のもとでのメディアの寿命
図1.1 図書館を支える法体系
表1.2 ランガナタンとラインによる図書館学の5法則
図1.2 著作物の区分
表1.3 定期刊行物の刊行頻度

第2章 図書館情報資源各論 図書、非図書資料、継続資料
図2.1 マイクロ資料
図2.2 省スペース型マイクロリーダー
表2.1 雑誌の要件

第3章 ネットワーク情報資源
表3.1 インターネットで提供される情報
図3.1 ネットワーク情報資源の組織化

第4章 一次情報と二次情報
図4.1 科学情報の進化
表4.1 認識のための情報源

第5章 出版流通
表5.1 出版流通と権利,規範
表5.2 販売対象別新刊点数
図5.1 著作物の権利と読者,図書館
表5.3 読書世論調査の新聞見出し *1966年以降の讀賣新聞と毎日新聞

第6章 蔵書構成と資料提供
図6.1 図書館の4つの機能

第7章 蔵書構成の概念と理論
図7.1 蔵書構成プロセス

第8章 蔵書構成の方法
表8.1 公共図書館の情報ニーズ
図8.1 利用者と図書館の関係性の変化
表8.2 館種別の図書資料費(公共図書館2008年,大学図書館2009年)
表8.3 発行形態別・販売対象別の書籍平均価格(2010年)
表8.4 学問分野別の情報の特性

第9章 学術情報資源
表9.1 学術情報の分業
表9.2 認識のための情報源
表9.3 学問別の特徴
表9.4 学術交流の特徴
表9.5 学問分野別の学術メディア