フェッセンデンの宇宙 (Fessenden's Worlds)

Translator: 斉藤伯好 (SAITO Hakuko)
in: 海外SF傑作選 : 華麗なる幻想, 福島正実編, 講談社, 1977.02.15. – (講談社文庫 ; BX18, 7-8), pp. 187-210
「ここに収録したのは、いわゆる極微宇宙テーマのヴァリエーションだが、荒っぽいスペース・オペラには見られるしみじみとした味わいがあり、代表作の一つといってよい」 — 伊藤典夫による作品解説
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ミクロの宇宙圏 (Fessenden's Worlds)

Translator: Unknown
in: 世界SF名作集, 大伴昌司編, 毎日新聞社, 1969.04.20. – (毎日新聞少年少女シリーズ), pp. 149-153
Note: Abridged 簡略版
内容紹介
極大は極小に通じる、といわれるが、宇宙のなりたちを調べると、その過程は原子の動きと、まったく同じだという。宇宙のはじまりは巨大なガス雲だから、ガス雲の原子を極小化すれば、それらから生まれる星も極小化されたものになる。実際には、原子をさらにミクロ化することは不可能だが、SFの世界では、この短編のように可能なことになっている。「ミクロの決死圏」のように、人間がミクロ化するのとは逆の実験が可能というわけだ。
このような、いわば“夢の科学”ともいうべき題材も、SFの重要なテーマのひとつだ。科学者は、ただひたすらに未知の分野を開拓する。しかし度がすぎると、こんどは研究のための研究におちいって非人間的な考えも平気で実行するようになる。こういう科学者は“マッド・サイエンティスト”(気ちがい科学者)とよばれている。(この原作「フェッセンデンの宇宙」はハヤカワSFシリーズ「SFマガジンベスト2」に掲載されています)(編者解説)
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人工宇宙の恐怖 (Fessenden's Worlds)

Translator: 亀山龍樹 (KAMEYAMA Tatsuki)
Illustrator: 金森達
in: 時間と空間の冒険, 岩崎書店, 1971.12.30. – (SF少年文庫 ; 14) , pp. 5-24
内容紹介
『人工宇宙の恐怖』のエドモンド・ハミルトンは、アメリカのSF作家たちのなかでも一番のベテランで『キャプテン・フューチュア』、『百万年後の世界』など大宇宙を舞台にしたスケール雄大な宇宙SFの名手として知られています。(福島正実の巻末解説より)
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フェッセンデンの宇宙 (Original Collection)

Editor/Translator: 中村融 (NAKAMURA Toru)
Publisher: 河出書房新社, 2012.09.06
Pagination: 457 p. ; 16 cm
Series: 河出文庫(Kawade bunko) ; ハ-8-1
ISBN978-4-309-46378-0
内容紹介
天才科学者フェッセンデンが実験室のなかに創った宇宙。それを見てしまった「ぼく」は – 。名作中の名作として世界中で翻訳された表題作他、「向こうはどんなところだい?」「翼を持つ男」など稀代な奇想SF作家の代表作を収録、さらに文庫版のための新訳3篇を含む全12篇。情感豊かなストーリー・テラーがおくる物語集。
目次
「フェッセンデンの宇宙」 Fessenden’s World 9
「風の子供」 Child of the Winds 35
「向うはどんなところだい?」 What’s It Like Out There?  73
「帰ってきた男」 The Man Who Returned 119
「凶運の彗星」 The Comet Doom 145
「追放者」 Exile 211
「翼を持つ者」 He That Hath Wings 221
「太陽の炎」 Sunfire! 267
「夢見る者の世界」 Dreamer’s Worlds 297
「世界の外のはたごや」 The Inn Outside the World 363
「漂流者」Castaway 393
「フェッセンデンの宇宙」 1950年版  Fessenden’s World 409
単行本版編訳者あとがき 435-451
文庫版編訳者あとがき 453-457

書評

  • 「朝日新聞」 45426号 (2012.10.21) p. 15
  • 菊池崇志「創造主と科学者倫理」『ブックガイド2015』(長岡技術科学大学共通教育センタ-)

フェッセンデンの宇宙 (Original Collection)

Translator: 中村融 (NAKAMURA Toru)
Publisher: 河出書房新社, 2004.04.19
Pagination: 357 p. ; 20 cm
Series: シリーズ奇想コレクション ; 4
ISBN 4-309-62184-8
内容紹介(帯)
“奇想コレクション” 第4回配本は、情感豊かなストーリー・テラー、エドモンド・ハミルトン。生誕百周年を記念して、完全新訳・オリジナル編集でおくる、奇想天外がぎっしりつまった物語集。
史上最高の科学者フェッセンデンが実験室のなかに宇宙を創った! 世界中の言葉に翻訳された、名作中の名作「フェッセンデンの宇宙」をはじめ、代表作「向こうはどんなところだい?」「翼を持つ男」、切ない怪奇小説「帰ってきた男」、ショート・ショート「追放者」、さらに本邦初紹介作として「風の子供」「凶運の惑星」「太陽の炎」「夢見る者の世界」の4篇を含む、全9篇を収録。
Contents:
フェッセンデンの宇宙 Fessenden’s Worlds 7
風の子供 Child of the Winds 31
向こうはどんなところだい?  What’s It Like Out There? 67
帰ってきた男 The Man Who Returned 111
凶運の彗星 The Comet Doom 135
追放者 Exile 197
翼を持つ男 He That Hath Wings 207
太陽の炎 Sunfire! 249
夢見る者の世界 Dreamer’s World 277
編訳者あとがき あなたの知らないハミルトン / 中村融 pp. 339-354
エドモンド・ハミルトン 著作リスト pp. 355-357

人工宇宙の恐怖 (Fessenden's Worlds)

Translator: 亀山龍樹
in: 科学者たちの陰謀, ポプラ社, 2005.02.26, 198 p. ; 20 cm. – (SF セレクション ; 4)
ISBN:978-4-591-08498-4
内容紹介
福島正実、大海赫、エルサ・ベスコフ、手塚治虫、、E.ハミルトン、ジョン・テインなど、マッド・サイエンティストの物語。
目次
変な科学者 <福島正実> ・・・・・・5
あなたのエラサはなんポッチ? <大海赫> ・・・・・・17
クローカ博士の発明 <エルサ・ベスコフ> ・・・・・・47
バックネットの青い影 <手塚治虫> ・・・・・・73
人工宇宙の恐怖 <E・ハミルトン> ・・・・・・109
究極触媒 <ジョン・テイン> ・・・・・・133
解説 <赤木かん子> ・・・・・・196

フェッセンデンの宇宙 (Fessenden's Worlds)

Translator: 稲葉明雄 (INABA Akio)
in: SFマガジン・ベスト No. 2, 早川書房, 1964.01.31, pp. 63-82. – (ハヤカワ・SF・シリーズ ; 3060)
内容紹介
無際限の大宇宙を数立方メートルの小空間に圧縮してみせる奇想天外の物語(裏表紙)。
本編もいかにもハミルトンらしい、壮大なアイデアと卓抜な着想とにささえられた、この種のテーマのものの傑作の一つである。本篇を読み終えて、ふと背筋に戦慄を感じない人はハミルトンの世界と – つまりSFの世界と無縁の人かもしれない (F) 著者解説(p. 65)
sfmbest2Review:

  • 山本弘, ハヤカワ・SF・シリーズ総解説特集 in: SFマガジン, vol. 57, no. 4 (2016年8月号), p. 65.

銀河王国の地球人 (The Star Kings) SK#1

銀河王国の地球人 (The Star Kings) SK#1
人工宇宙の恐怖 (Fessenden’s Worlds)
Translator: 亀山龍樹 (KAMEYAMA Tatsuki)
装幀: 金森達
箱絵/口絵:岩淵慶造
さし絵: 岩淵慶造、司修
Publisher: 集英社, 1969.10.10
Pagination: 219 p. ; 20 cm
Series: ジュニア版・世界のSF ; 5
Note: Rewrite for Juvenile
内容紹介(ダストジャケット)
20万年未来の中央銀河大王国の王子ザース=アンとからだをいれかえた地球人ゴードンは、突然、謎の宇宙戦闘艦におそわれた。かがやける未来の銀河系宇宙は、戦乱うずまくおそろしい世界なのだ。スパイと暗殺者がうごめく銀河大王国宮廷。おそるべき秘密兵器を駆使し、王国征服をたくらむ暗黒星雲連合の総指揮者ショル=カンの毒牙のまえに中央銀河大王国の危機はこくこくとせまる。いまや銀河系宇宙の平和は、地球人ゴードンの勇気と決断にかかっているのだ!
目次
<<はじめに>> 未来の銀河系をえがく大作 亀山竜樹 1
(The Star Kings) SK#1
第一部 大王国の王子
不思議なよびかけ 15
山のなかの研究所 19
なぞの襲撃 26
王国の首都 32
わからないことばかり 37
リアンナ王女 44
暗黒星雲のまわし者 50
第二部 陰謀
牢をぬけだす 55
たくらみの張本人 62
ショル=カン 67
とりひき 73
脳透視機 78
脱出のチャンス 83
ゆうれい巡洋艦デンドラ号 88
暗黒消失装置を破壊せよ 93
不時着 100
怪物人間たち 104
勝敗は、めまぐるしく 110
コービュロとの対決 117
第三部 スターキング
すべてがあきらかに 123
波長のなぞ 127
このザースをうたがうか! 134
旗艦エスーン号発信! 141
地球へ全速 146
人口宇宙の恐怖 (Fessenden’s Worlds)
フェッセンデンの実験場 159
小宇宙の時間 166
われわれの宇宙は 171
科学用語辞典 181
科学読物
SF時間旅行
タイムマシンの世界 186
宇宙旅行 195
偉大な発明と発見 201
時間をとめる方法 209
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sk1-jp3-2

フェッセンデンの宇宙 (Original Collection)

Publisher: 早川書房, 1972.09.15
Pagination: 231 p. ; 19 cm.
Series: ハヤカワ・SF・シリーズ ; 3269
装幀: A・ソコロフ
内容紹介
もし、夜空に輝く砂粒のような星を自分の部屋に閉じ込めることができたら。そして、その星々に住む生物を意のままに操ることができたとしたら? ハミルトンはこうした素朴な空想をじつに巧みに料理して見事な短篇を作りあげる。ある時はロマンの香りを、またある時はまったくのナンセンスを味つけにして。
たとえば、「ベムがいっぱい」では…… 人類の永年にわたる夢がついに実現した。二人の地球人が火星の赤い大地に降りたったのである。だが、既に事前調査は充分になされ、驚異の発見などは望むべくもない。“何か”を期待して胸を躍らせる若い科学者のレスターはそれが不満なのだが、年長のホプキンズにとっては、おできを潰さずに着陸することがもっぱらの関心事なのだ。ところがどうしたことか、彼らの見た火星はレスターの望むとおり、いや、それ以上に馬鹿げた世界であった。彼が少年時代に読んだパルプ雑誌に登場する大目玉の怪物や多足人間、赤や青の肌をした半裸の美女が氾濫、しかも、こともあろうに英語をしゃべるのだ!
隠れた短篇の名手ハミルトンのセンス・オヴ・ワンダーあふれる傑作ばかりを集めて、世界で初めて編んだユニークな短編集!
Contents:
フェッセンデンの宇宙 (Fessenden’s Worlds) / tr. 稲葉明雄 (INABA Akiko) 9
反対進化 (Devolution) / tr. 小尾芙佐 (OBI Fusa) 29
未来を見た男 (The Man Who Saw the Future) / tr. 小尾芙佐 (OBI Fusa) 51
翼をもつ男 (He That Hath Wings) / tr. 荒俣宏 (ARAMATA Hiroshi) 69
追放者 (Exile) / tr. 斉藤伯好 (SAITO Hakuko) 99
虚空の死 (The Dead Planet) / tr. 城戸尚子 (KIDO Naoko) 109
ベムがいっぱい (Wacky World) / tr. 南山宏 (MINAMIYAMA Hiroshi) 127
時の廊下 (The Inn Outside the World) / tr. 永井淳 (NAGAI Jun) 153
世界のたそがれに (In the World’s Dusk) / tr. 小笠原豊樹 (OGASAWARA Toyoki) 177
何が火星に (What’s It Like Out There?) / tr. 矢野徹 (YANO Tetsu)  193
解説 名誉回復されるべき短篇作家 森優 227
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書評

  • 「SFマガジン」(1972年12月号) *「SFでてくたあ」 海外セクション担当:福島正実
  • 『奇妙な味の物語ブックガイド』Kazuou, 2020, p. 129-131.

フェッセンデンの宇宙 (Fessenden's Worlds)

Translator: 稲葉明雄 (INABA Akio)
in: 世界のSF(短編集)古典篇, 早川書房, 1971.07.30. – (世界SF全集 ; 31) , pp. 79-96.
(前略)ハミルトンというと<キャプテン・フューチャー・シリーズ>など娯楽性の強いスペースオペラ専門のようなイメージもなきにしもあらずだが、ここに訳出された「フェッセンデンの宇宙」は、かれがただたんにそれだけの作家ではないことをうらづける代表的な作品の一つとして知られている。一九三七年のウィアードテールズ誌に発表された。 作品解説:野田昌宏
worldsfzenshu31

フェッセンデンの宇宙 (Fessenden's Worlds)

Translator: 稲葉由紀 (INABA Yuki)
Illustrator: 中島靖侃
in: SFマガジン, Vol. 2, No. 4 (No. 15) (April 1961) , pp. 57-68
Note: エドマンド・ハミルトン名義
Note: 19610401
内容紹介
二枚の金属円盤の間に何の支えもなく浮かぶその稠密な閃光の雲を、彼は宇宙だというのだ – 彼が創造した宇宙だと。SF界の元老として今なお活躍をつづけるハミルトンの古典傑作!
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