虚空の遺産 (The Haunted Stars)

Translator: 安田均 (YASUDA Hitoshi)
Publisher: 早川書房, 1981.12.31
Pagination: 224 p. ; 16 cm
Series: ハヤカワ文庫 ; SF 459
Cover: 稲葉隆一
解説: 安田均
ISBN: 415010459X
内容紹介
月のガッサンディ・クレーターに基地を建設中、米国は驚くべき発見をした――三万年前のものとおぼしき軍事基地の廃墟が発掘されたのだ! 発見された小板や録音装置はただちに地球へ運ばれ、四人の言語学者からなる学術チームの手に委ねられた。地球の古代語との類似が鍵となり解読が成功したとき、予想だにしなかった事実が浮かびあがる。その廃墟こそ、想像を絶する強敵との戦いに滅びた人類の遠い祖先のものだったのだ。やがて、人々は解読された資料を用いて恒星宇宙船を建造、究極の故郷を目指して虚空へと飛び立つのだが…… 壮大なスケールで描かれた傑作宇宙SF!
hs-new書評

  • 立原透耶「SFマガジン」 (2015年4月号) 「ハヤカワ文庫SF総解説 Part 1 : 1-500」 p. 107. ; 『ハヤカワ文庫SF総解説2000』2015, p. 127.

虚空の遺産 (The Haunted Stars)

Translator: 川口正吉 (KAWAGUCHI Shokichi)
装幀: 内藤正敏
Publisher: 早川書房, 1964.09.30
Pagination: 224 p. ; 19 cm
Series: ハヤカワ・SF・シリーズ ; 3074
内容紹介
マサチューセッツ大学の言語学者ロバート・フェアリは、国立博物館の招きを受けてワシントンにやってきた。だが、空港から、迎えの車に乗せられて着いたところは博物館ではなく、空軍の基地だった。しかもそこには一機の軍用機がすでに出発の準備をととのえていて、ニュー・メキシコのモロー基地にむかうというのだった! 何かの間違いに違いないと思って抗議したフェアリは、だが、事の真相を聞かされておどろいた。時あたかも米ソの宇宙競争たけなわの1970年代。月のガッサンディ・クレーターに基地を設けていたアメリカは、そこに驚くべき発見をした‐‐ 推定三万年前のものとおぼしい軍事基地の廃墟である! モンロー基地はすでに、ガッサンディ廃墟で発見された、未知の文字の彫りつけられた小碑や録音テープが運び込まれていた。フェアリを含む四人の言語学者の任務は、その未知の言語を解読して、三万年前のその人類が持っていた恒星宇宙船のメカニズムの謎を解くことだったのである! そしてその解読に成功したとき、彼はさらに驚くべきことを知った。その廃墟こそ、三万年前に想像を絶する強敵と戦って滅びた人類の遠い祖先だったのだ……。SF界のヴェテラン中のヴェテラン エドモンド・ハミルトンの新作! 本邦初訳!
目次
章題はなし
ヴェテラン・リバイバル 福島正実 221
hs-jp1964hs-jp1964-verso
書評

  • 「SFマガジン」5(13)(1964年12月号) *p. 95 「SF Detector でてくたあ」 担当: 石川喬司?
  • 柴野拓美 「SF界内部の充実へ」 『宇宙塵』 No. 85 (1964.11)  *『柴野拓美SF評論集』(東京創元社 2014)で再録

まぼろしの星リアン (The Haunted Stars)

まぼろしの星リアン
原作: E・ハミルトン
文: 内田庶
え: 岡野謙二
Publisher: 学習研究社, 1967.01.01
Pagination: 79p
Series: 中学生ワールド文庫 SF小説
Note: G 14 120
Note: 中学二年コース新年特大号第5付録 昭和42年1月1日発行(毎月1回1日発行)第10巻第10号
作家とその作品について 内田庶 78
NOTE: Rewrite for Juvenile
目次:
おもな登場人物 2
意外な出迎え 4
三万年まえ 9
なぞのことば 14
すごいエネルギー 19
どんな敵が 24
あやしい夢 30
地球の故郷 34
しゃべり声 38
アラールという名の女 43
バンリアンの都会へ 49
助ケテ! 54
太陽の殿堂 58
影のような物体 63
二度とくりかえすな 70
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