人工宇宙の恐怖 (Fessenden's Worlds)

Translator: 亀山龍樹
in: 科学者たちの陰謀, ポプラ社, 2005.02.26, 198 p. ; 20 cm. – (SF セレクション ; 4)
ISBN:978-4-591-08498-4
内容紹介
福島正実、大海赫、エルサ・ベスコフ、手塚治虫、、E.ハミルトン、ジョン・テインなど、マッド・サイエンティストの物語。
目次
変な科学者 <福島正実> ・・・・・・5
あなたのエラサはなんポッチ? <大海赫> ・・・・・・17
クローカ博士の発明 <エルサ・ベスコフ> ・・・・・・47
バックネットの青い影 <手塚治虫> ・・・・・・73
人工宇宙の恐怖 <E・ハミルトン> ・・・・・・109
究極触媒 <ジョン・テイン> ・・・・・・133
解説 <赤木かん子> ・・・・・・196

神々の黄昏 (Twilight of the Gods)

Translator: 田沼幸男 (TANUMA Yukio)
in: 幻想と怪奇, Vol.2, No. 6 (No. 12) (Oct. 1974) , pp. 75-105
Note: 19741001
内容紹介
スペースオペラの雄、宇宙の破壊者、キャプテン・フューチャーの生みの親 – ありとあらゆる名誉と非難を一身に集めるこの作家こそ、パルプマガジン時代の最も才能あるヒーローだったのではないだろうか。もしハミルトンがいなかったら、WT [註:ウィアード・テールズ]も、アメージングも、アスタウンディングも、あれほど血沸き肉躍る雑誌にはなり得なかったろう! ここでは、冒険ファンタシィの作家として捉えたハミルトンの一面を、最もドラマチックに表現する力編を紹介しよう。作品の素材は、アメリカ幻想怪奇小説の作家が一度は手がけたいと願う、あの勇壮広大な大叙事詩「北欧神話」なのだ!
原題は The Twilight of the Gods 出典は WT 四八年七月号。
genso&kaiki

滅びの星 (Doomstar)

Translator: 鎌田三平 (KAMATA Sanpei)
カバーデザイン・AD: たなべまこと
Illust: 福田典高
Publisher: 久保書店, 1981.09.20
Pagination: 255 p. ; 19 cm
Series: SFノベルズ ; 15
解説: ハミルトンは語る 宮田洋介 (pp. 251-255)
ISBN: 9784765901154
内容紹介
恐怖の滅びの星の噂が宇宙の巷に流れる頃ヒヤデス星団の小惑星が突如死滅した。その謎を追ってタナナル星に赴く密交易商人が、謀略と裏切りの挟間でみたものは・・・!?
ds-jp書評

  • 「SFアドベンチャー」25号 1981.12  評者:安田均

太陽破壊者 (Starman Come Home)

Translator: 中上守 (NAKAGAMI Mamoru)
Cover Illustrator: 松本零士
Cover Design: 最上豊
Illustrator: 松本零士
Publisher: 日本文芸社, 1978.06.20
Pagination: 262 p. ; 19 cm
Note: Bound with: 海賊小惑星 / ブラケット (151-200) – 第五銀河系の復讐 / エリスン (201-258)
Note: 「太陽破壊者」 pp. 3-180
解説: 宮田洋介 (pp. 260-262)
内容紹介
宇宙のはるかかなた、アンタ-レスの第四惑星の王都カトゥーンで銀河帝国と反乱軍の間で壮絶な殺戮が展開されていた。やがて、銀河帝国は反乱軍によって殲滅され、サラーニャ率いる”新帝国”が誕生する。
ニール・バニングは、ニューヨークに住むある出版社の平凡なセールスマンであった。ある日、彼はロルフと名乗る人間によって恒星間宇宙船に乗り、広大無限の宇宙を駆けめぐり、旧王都カトゥーンに到着する。
そこで彼は、彼自身の素性をロルフから明かされる。ニール・バニングという人物は実際には存在せず、彼の肉体は、九万年前、銀河系の半分以上を代々支配していた銀河帝国の国王ヴァルカー家の残された最後の子孫、カイル・ヴァルカーであることを–。
新帝国壊滅に決起した旧帝国は、その唯一の鍵を握る”ヴァルカー家のハンマー”の出動をカイル・ヴァルカー即ちニール・バニングに呼びかける。”ヴァルカー家のハンマー”–あらゆる反徒を威圧せずにはおかない恐るべき威力を秘めた秘密兵器”ヴァルカー家のハンマー”とは?
広大無辺の宇宙を部隊に壮大に繰り広げられる痛快無比のスペース・アドベンチャー!! 表題作他二篇収録。
『宇宙の破壊者』の異名をもつ、エドモンド・ハミルトン会心のスペースオペラ – 本邦初訳!!
sunsmasher

時果つるところ (City at World's End)

Translator: 南山宏 (MINAMIYAMA Hiroshi)
Publisher: 早川書房, 1969.11.30
Pagination: 428 p. ; 20 cm
Series: 世界SF全集 ; 11
Note: Bound with: オペレーション外宇宙 / マレイ・ラインスター
NOTE: 「時果つるところ」は pp. 3-201
内容紹介(箱帯)
赤くよどんだ巨大な太陽のもと、涯てしなくひろがる不毛の荒野。超原爆の巨大な力によって一瞬の間に数百万光年の未来に吹き飛ばされた田舎町ミドルタウンの市民の運命を迫力ある筆致で描いて、エンターテインメントしてのSFの真髄を如何なく発揮した傑作!
目次
1 大異変 5
2 信じられぬもの 15
3 瀕死の惑星 23
4 廃墟の都市 30
5 赤い夜明けに 39
6 明日への行進 47
7 ドームの空の下 54
8 こちらミドルタウン 64
9 沈黙の中から 73
10 星よりの来訪者 82
11 真相 93
12 危機 104
13 武装する都市 117
14 最後の手段 126
15 地球のための使命 135
16 ヴェガにて 145
17 星の裁き 157
18 運命の帰還 167
19 ミドルタウンの決意 178
20 運命との約束 187
21 目覚めゆく世界 194
解説 エドモンド・ハミルトン - その人と作品 - 南山宏 405-416
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書評

  • 「SFマガジン」11(2)(1970年2月号) *p. 184 「SFでてくたあ」 海外セクション担当:福島正実

最後の惑星船の謎 (The Valley of Creation)

Translator: 田沼幸男 (TANUMA Yukio)
Illustrator: 角田純男
Publisher: 久保書店, 1975.06.15
Pagination: 230 p. ; 18 cm
Series: Q-T Books SF ; 21
ISBN: 4765915379
内容紹介(裏表紙)
この洞窟から? ずっと昔、宇宙船が葬られたこの洞窟から? 最初の知性が地球に出現した! その知性は、人間、狼、虎、馬、鷲の五つの部族に宿った。「最初から、部族と人間はまったく平等だったんだ!」 ネルスンはささやいた。 「まず<兄弟の一族>から始まったんだ! それから、人間の部族のあるものがこの谷を離れ、地球全体に広まっていった?」 人類の起源を中央アジアだとする解きがたい謎が、ついに解決された。ずっと昔のこと、太古の異星生物が、地球の五種類の動物に彼らの心を移しかえたのだ。
目次
1 不思議な夢 5
2 不思議な野獣 16
3 神秘の谷へ 31
4 知られざる国 44
5 狼の憎しみ 57
6 大胆な計画 72
7 秘密の作戦 84
8 奇怪な都市 97
9 守護者の審判 109
10 恐るべき変身 119
11 森の危険 131
12 アンシャンでの殺人 144
13 宮殿の戦い 157
14 急げ! ヴリゥンへ 169
15 部族の怒り 177
16 <創造の洞窟> 192
17 <兄弟の一族>の日 205
解説 秘境SFあれこれ 福島正実 225
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星々の轟き (Original Collection)

Editor: 安田均(YASUDA Hitoshi)
Illustration(Cover): 稲葉隆一
Publisher: 青心社, 1982.07.20
Pagination: 230 p. ; 19 cm.
Series: Seishinsha SF Series ; 2003
Note: エドモンド・ハミルトン作品リスト / 安田均編:p. 220〜230
内容紹介(裏表紙)
滅びゆく太陽をすて、太陽系の九惑星が新天地を求めてはるかな宇宙へと旅立つ - ハミルトン得意の壮大なスペース・アドベンチャーを描く表題作「星々の轟き」。地球の最期を見守る宇宙船の船長を描いた「レクイエム」。ハミルトン作品の中でも傑作の高い「プロ」など。短編8編と作品リストを収録。
「キャプテン・フューチャー」シリーズなどで名高いエドモンド・ハミルトンの多才な側面を紹介するファン必読のSF短篇集。
Contents:
進化した男 (The Man Who Evoled) / tr. 風見順 (KAZAMI Junko) 5
星々の轟き (Thundering Worlds) / tr. 鎌田三平 (KAMATA Sanpei) 31
呪われた銀河 (The Accursed Galaxy) / tr. 酒匂真理子 (SAKO Mariko) 73
漂流者 (Castaway) / tr. 田中克巳 (TANAKA Katsumi) 101
異星からの種 (The Seeds from Outside) / tr. 山田順子 (YAMADA Junko) 115
レクイエム (Requiem) / tr. 安田均 (YASUDA Hitoshi) 123
異境の大地 (Alien Earth) / tr. 宮脇孝雄 (MIYAWAKI Takao) 151
プロ (The Pro) / tr. 伊藤典夫 (ITO Norio) 193
解説 安田均 213-219
リスト 230-220
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書評

  • 「SFアドベンチャー」35号  1982.10 評者:伊藤昭
  • 「SFマガジン」(1982年10月号) *「今月の新刊本」 [1982年7月11日~1982年8月10日]
  • 「SFの本」 2(1)  1983  p. 17
  • 「SFイズム」 3(1)  1983 評者:早野一雄 *「’82SF小説ぶった斬り」
  • 『奇妙な味の物語ブックガイド』Kazuou, 2020, p. 132-135.

フェッセンデンの宇宙 (Fessenden's Worlds)

Translator: 稲葉明雄 (INABA Akio)
in: SFマガジン・ベスト No. 2, 早川書房, 1964.01.31, pp. 63-82. – (ハヤカワ・SF・シリーズ ; 3060)
内容紹介
無際限の大宇宙を数立方メートルの小空間に圧縮してみせる奇想天外の物語(裏表紙)。
本編もいかにもハミルトンらしい、壮大なアイデアと卓抜な着想とにささえられた、この種のテーマのものの傑作の一つである。本篇を読み終えて、ふと背筋に戦慄を感じない人はハミルトンの世界と – つまりSFの世界と無縁の人かもしれない (F) 著者解説(p. 65)
sfmbest2Review:

  • 山本弘, ハヤカワ・SF・シリーズ総解説特集 in: SFマガジン, vol. 57, no. 4 (2016年8月号), p. 65.

異境の大地 (Alien Earth)

Translator: 宮脇孝雄 (MIYAWAKI Takao)
Illustration: 菊池みどり
in: 別冊奇想天外, No. 7 (Vol. 4, No. 5) (April 1979) , pp. 130-152.
Note: 19790420
内容紹介
チーク材を探索して歩いているファリスは、インドシナ高地のジャングルで、普通の人間より百倍も遅いスピードで生きる男たちを見つけた。これを見た同行のガイドは、“ハナチ憑き”だと言って急に怯え出した!
目次
1 緩慢な生命 130
2 科学の魔術 133
3 邪神の誘惑 140
4 想像を絶する世界 145
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