Translator: 矢野徹 (YANO Tetsu)
Illustrator: 金森達
in: SFマガジン, Vol. 6, No. 5 (No. 68) (May 1965), pp. 36-58
Note: 19650501
内容紹介
火星探検から戻った彼は人々の注視の的だった。「むこうはどうでした?」とみな聞いた。そして彼は答えるのだった・・・・・・
「この小説について彼はこんなことを書いています。「この小説を書いたのは一九三三年のことで、当時ぼくとジャック・ウィリアムスンとはキー・ウェストで不景気な冬を過ごしていた。そのせいか、あまりかんたんに宇宙へ飛んでいくSFを書いたり読んだりするのがいやで、うんとリアルな、辛い話を書いてやろうと決心したのだった。」
彼はこれを書きあげてアメージングほかあちこちの雑誌に送ったが「よく書けてはいるが暗すぎる」という理由でどこでも採用してくれなかった、原稿はそのまま約二十年彼のファイルの中で埋もれてはいたが、一九五二年になって、その後結婚したリー・ブラケットが見つけだし、書き直すようにすすめた。その結果がこの作品で、スタートリング・ストリーズに発表され大変にほめられました。デーモン・ナイトのアンソロジー「SF百年」にも収録されています。(F)」(編集者解説 p. 36)
Category Archives: Japanese
ベムがいっぱい (Wacky World)
反対進化 (Devolution)
Translator: 福島正実 (FUKUSHIMA Masami)
in: 太陽系最後の日 : 英米現代SF傑作選, 学習研究社, 1963.11.01. – (高2ライブラリー ; 8)
NOTE: 高2コース第9巻第8号11月号第3付録
NOTE: 表紙 原英夫; 挿絵 中島靖侃
Contents:
太陽系最後の日 / アーサー・C・クラーク 原作 ; 内田庶 文 2-31
反対進化 / エドマンド・ハミルトン 原作 ; 福島正実 文 32-47
人間でない悲しみ / チャン・デーヴィス 原作 ; 内田庶 文 48-63
狂った星座 / フレドリック・ブラウン 原作 ; 福島正実 文 64-96
時果つるところ (City at World's End)
Translator: 大山優 (OOYAMA Masaru)
Illustrator: 金森達
in: SFマガジン, No. 44-45, 47-49 (July-Nov. 1963)
内容紹介&目次
「時果つるところ」 本格長篇連載第一回 Vol. 4, No. 7 (No. 44) (1963.07.01), pp. 157-185
のどかな朝の空を突如覆った猛烈な閃光と炎が消え天地の鳴動がやんだとき、意外にもミドルタウンは以前とまったく同じ姿で陽光の中に横たわっていた – 超原爆攻撃の傷あとひとつも見せずに! アメリカ界の元老ハミルトンの雄篇、颯爽登場!
1 大異変 157
2 信じられぬむもの 164
3 瀕死の惑星 170
4 廃墟の都市 174
5 赤い夜明けに 181
「時果つるところ」 本格長篇連載第二回 Vol.4, No. 8 (No. 45) (1963.08.01), pp. 158-185
赤くよどんだ巨大な太陽のもと、涯てしなく拡がる不毛の荒野 – それが超原爆の巨大な力によって数千万年の未来に吹き飛ばされたミドルタウンの、いきてゆかねばならぬ世界だった! 人気沸騰の本格巨篇第二回!
6 明日への行進 159
7 ドームの空の下 165
8 こちらミドルタウン! 172
9 沈黙の中から 179
「時果つるところ」 本格長篇連載第三回 Vol. 4, No. 10 (No. 47) (1963.09.01), pp. 160-185
この死に瀕した荒廃の世界にもまだ人類は生き残っているかもしれないというはかない望みに、ミドルタウンの全市民はすべてを託していた –
そしてある日、息をのむ彼の眼前に、一隻の巨大な宇宙船が舞いおりてきた・・・・・・ いよいよ佳境に入る本格未来ロマン!
10 星からの来訪者 161
11 真相 169
12 危機 177
「時果つるところ」 本格長篇連載第四回 Vol. 4, No. 11 (No. 48) (1963.10.01), pp. 157-185
地球を捨てて新しい惑星に移住せよ – <恒星連盟>の命令は、ミドルタウン市民にとっては死ねというに等しかった!
13 武装する都市 158
14 最後の手段 164
15 地球のための使命 171
16 ヴェガにて 177
「時果つるところ」 本格長篇連載最終回 Vol. 4, No. 12 (No. 49) (1963.11.01), pp. 155-185
<恒星連盟>法を犯すことになるとは知りつつも、地球最後の人類たるミドルタウンの全市民は、惑星再生理論の実証に、未来と
希望のすべてを賭けた・・・・・・ 巨匠エドモンド・ハミルトンの波乱の大長編、ここに堂々完結!
17 星の裁き 155
18 運命の帰還 162
19 ミドルタウンの決意 169
20 運命との約束 176
21 目覚めゆく世界 180
書評
- 柴野拓美 「小松左京氏大活躍!」 『宇宙塵』 No. 72 (1963.10) *『柴野拓美SF評論集』(東京創元社 2014)で再録
さいはての星 (Forgotten World)
Translator: 坂田治 (SAKATA Osamu)
Illustrator: 中島靖侃
in: SFマガジン, Vol. 3, No. 12 (No. 36) (Nov. 1962) , pp. 138-185
Note: 19621101
内容紹介
文明の光もとどかぬ銀河の果ての荒廃の星 – その名は地球……(目次)
それは銀河の果て遠く、文明の光もとどかぬさいはての星 – 考古学者の関心しかひくことのない荒廃の星だった。その名は地球・・・・・・
1 宇宙からの客 138
2 古代都市 144
3 老いた惑星 149
4 謎の機械 154
5 偏見との戦い 159
6 地球への借り 165
7 最後の開拓者たち 170
8 太陽との闘争 174
9 地球人故郷へ帰る 180