鉄の神経お許しを (Pardon My Iron Nerves) CF#24

Translator: 野田昌宏 (NODA Masahiro)
in: SFマガジン, Vol.7, No. 9, (No. 85), 八月臨時増刊号 Extra Issue (Aug. 1966), pp. 20-45
Note: 19660815
内容紹介
七フィートの鉄人ロボット・グラッグが、事もあろうにノイローゼになり、人間のいない冥王星第4惑星へ、はるばる療養に出かけたのはいいが – そこでも彼の鉄の神経は休まるどころか、いよいよ狂ってしまったのだ!
目次
1 鉄の男 20
2 冥王星への使命 27
3 マック達 32
4 狂った月 39
sfmag85

未来を見た男 (The Man Who Saw the Future)

Translator: 小尾芙佐 (OBI Fusa)
Illustrator: 真鍋博
in: SFマガジン, Vol. 6, No. 6 (No. 69) (June 1965), pp. 11-21
Note: 19650601
内容紹介
宗教裁判の法廷に引き出されたその男は必死に訴えた – 空とぶ怪物や言葉を話す箱、馬より早く走る車を見たと –
sfm196506

何が火星に (What's It Like Out There?)

Translator: 矢野徹 (YANO Tetsu)
Illustrator: 金森達
in: SFマガジン, Vol. 6, No. 5 (No. 68) (May 1965), pp. 36-58
Note: 19650501
内容紹介
火星探検から戻った彼は人々の注視の的だった。「むこうはどうでした?」とみな聞いた。そして彼は答えるのだった・・・・・・
sfm196505
「この小説について彼はこんなことを書いています。「この小説を書いたのは一九三三年のことで、当時ぼくとジャック・ウィリアムスンとはキー・ウェストで不景気な冬を過ごしていた。そのせいか、あまりかんたんに宇宙へ飛んでいくSFを書いたり読んだりするのがいやで、うんとリアルな、辛い話を書いてやろうと決心したのだった。」
彼はこれを書きあげてアメージングほかあちこちの雑誌に送ったが「よく書けてはいるが暗すぎる」という理由でどこでも採用してくれなかった、原稿はそのまま約二十年彼のファイルの中で埋もれてはいたが、一九五二年になって、その後結婚したリー・ブラケットが見つけだし、書き直すようにすすめた。その結果がこの作品で、スタートリング・ストリーズに発表され大変にほめられました。デーモン・ナイトのアンソロジー「SF百年」にも収録されています。(F)」(編集者解説 p. 36)

時果つるところ (City at World's End)

Translator: 大山優 (OOYAMA Masaru)
Illustrator: 金森達
in: SFマガジン, No. 44-45, 47-49 (July-Nov. 1963)
sfm196307
内容紹介&目次
「時果つるところ」 本格長篇連載第一回 Vol. 4, No. 7 (No. 44) (1963.07.01), pp. 157-185
のどかな朝の空を突如覆った猛烈な閃光と炎が消え天地の鳴動がやんだとき、意外にもミドルタウンは以前とまったく同じ姿で陽光の中に横たわっていた – 超原爆攻撃の傷あとひとつも見せずに! アメリカ界の元老ハミルトンの雄篇、颯爽登場!
1 大異変 157
2 信じられぬむもの 164
3 瀕死の惑星 170
4 廃墟の都市 174
5 赤い夜明けに 181
「時果つるところ」 本格長篇連載第二回 Vol.4, No. 8 (No. 45) (1963.08.01), pp. 158-185
赤くよどんだ巨大な太陽のもと、涯てしなく拡がる不毛の荒野 – それが超原爆の巨大な力によって数千万年の未来に吹き飛ばされたミドルタウンの、いきてゆかねばならぬ世界だった! 人気沸騰の本格巨篇第二回!
6 明日への行進 159
7 ドームの空の下 165
8 こちらミドルタウン! 172
9 沈黙の中から 179
「時果つるところ」 本格長篇連載第三回 Vol. 4, No. 10 (No. 47) (1963.09.01), pp. 160-185
この死に瀕した荒廃の世界にもまだ人類は生き残っているかもしれないというはかない望みに、ミドルタウンの全市民はすべてを託していた –
そしてある日、息をのむ彼の眼前に、一隻の巨大な宇宙船が舞いおりてきた・・・・・・ いよいよ佳境に入る本格未来ロマン!
10 星からの来訪者 161
11 真相 169
12 危機 177
「時果つるところ」 本格長篇連載第四回 Vol. 4, No. 11 (No. 48) (1963.10.01), pp. 157-185
地球を捨てて新しい惑星に移住せよ – <恒星連盟>の命令は、ミドルタウン市民にとっては死ねというに等しかった!
13 武装する都市 158
14 最後の手段 164
15 地球のための使命 171
16 ヴェガにて 177
「時果つるところ」 本格長篇連載最終回 Vol. 4, No. 12 (No. 49) (1963.11.01), pp. 155-185
<恒星連盟>法を犯すことになるとは知りつつも、地球最後の人類たるミドルタウンの全市民は、惑星再生理論の実証に、未来と
希望のすべてを賭けた・・・・・・ 巨匠エドモンド・ハミルトンの波乱の大長編、ここに堂々完結!
17 星の裁き 155
18 運命の帰還 162
19 ミドルタウンの決意 169
20 運命との約束 176
21 目覚めゆく世界 180
書評

  • 柴野拓美 「小松左京氏大活躍!」 『宇宙塵』 No. 72 (1963.10)  *『柴野拓美SF評論集』(東京創元社 2014)で再録

さいはての星 (Forgotten World)

Translator: 坂田治 (SAKATA Osamu)
Illustrator: 中島靖侃
in: SFマガジン, Vol. 3, No. 12 (No. 36) (Nov. 1962) , pp. 138-185
Note: 19621101
sfm196211
内容紹介
文明の光もとどかぬ銀河の果ての荒廃の星 – その名は地球……(目次)
それは銀河の果て遠く、文明の光もとどかぬさいはての星 – 考古学者の関心しかひくことのない荒廃の星だった。その名は地球・・・・・・
1 宇宙からの客 138
2 古代都市 144
3 老いた惑星 149
4 謎の機械 154
5 偏見との戦い 159
6 地球への借り 165
7 最後の開拓者たち 170
8 太陽との闘争 174
9 地球人故郷へ帰る 180

樹のごときもの歩む (The Plant Revolt)

Translator: 矢野徹 (YANO Tetsu)
Illustrator: 中島靖侃
in: SFマガジン, Vol. 3, No. 10 (No. 34) (Sept. 1962), pp. 11-27
Note: 19620901
内容紹介
世界をおおう植物群 – もしそれらが知能をもって動き出したら!(目次)
世界をおおう植物群 – それらが、もし移動する能力をもち、知能をもって、その貪婪な生命力を発揮したら? クラッシックSFの雄はミルトンの描く地獄図!
sfm196209

反対進化 (Devolution)

Translator: 神谷芙佐 (KAMIYA Fusa)
Illustrator: 金森達
in: SFマガジン, Vol. 3, No. 6 (No. 30) (June 1962) , pp. 31-43
Note: 19620601
内容紹介
大密林にわけ行った学者たちは、そこに万物の霊長とうぬぼれる人間の自信を無残に打ち砕くものを見た!
sfm196206

虚空の死 (The Dead Planet)

Translator: 城戸尚子 (KIDO Naoko)
Illustrator: 真鍋博
in: SFマガジン, Vol. 3, No. 3 (No. 27) (March 1962), pp. 149-158
Note: 19620301
内容紹介
虚空のさいはて、星もまばらな天城に眠るその死の惑星は、千古の雪と氷の下に、全銀河系の運命を賭けた秘密を隠していた・・・・・・
sfm196203