OPUS: #099
Title: The Great Illusion
Authors: Earl Binder and Otto Binder and Edmond Hamilton and Raymond Z. Gallun and Jack Williamson and John Russell Fearn
Year: 1936
Type: round-robin
「・・・共同執筆になるSF掌篇（コント）であった。この小説は最後から書きはじめられたのである。つまりファーンがまず結末を執筆し、その原稿をレイモンド・Z・ギャランに送ると、ギャランが四番目のストーリーを書く、という風にして書き上げられた。全体的な共通のプランは存在しなかった。（中略）エドモンド・ハミルトンは次のように書いた＜＜最後の二つのパートがどういう意味か教えてくれる人がいたら、千ドルの賞金をさしあげたい。それに私自身が何を書いたのか教えてくれる人がいたら、一万ドルの賞金をさしあげたいところである。これはSFのあらゆる歴史を通してもっとも気違いじみた短篇だと思われるのだ＞＞（中略）さて、作者たちは悲観的な見方をしているが、実際はどうなのだろう。ひことことでいって、「偉大な幻影」”The Great Illusion”はなるほど大きな価値をもつ小説ではないが、完全に理解できるし最初から最後まで筋が通っている。」 – ジャック・サドゥール著; 鹿島茂,鈴木秀治訳『現代SFの歴史』(早川書房, 1984.12) p. 158-159
The Great Illusion (Part 1 of 5) (1936) – Eando Binder
The Great Illusion (Part 2 of 5) (1936) – Jack Williamson
The Great Illusion (Part 3 of 5) (1936) – Edmond Hamilton
The Great Illusion (Part 4 of 5) (1936) – Raymond Z. Gallun
The Great Illusion (Part 5 of 5) (1936) – John Russell Fearn
Publication:

• Fantasy Magazine [v6 #4, No.38, September 1936] (10¢, 40pp, 5½” x 8½”), pp. 2-12.

• The Great Illusion, (1976, Eando Binder, Jack Williamson, Edmond Hamilton, Raymond Z. Gallun, John Russell Fearn, publ. Fantasy Booklet, 12pp, ph)

• Spider Island: The Collected Stories of Jack Williamson, Volume Four, (Apr 2002, Jack Williamson, publ. Haffner Press, 1-893887-14-6, $35.00, xxiii+589pp, hc, coll) Cover: Rudolph Belarski

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