星間パトロール 銀河大戦 (Outside the Universe) IP#4

Translator: 深町眞理子 (FUKAMACHI Mariko)
Illustrator: 斎藤和明 (SAITO Kazuaki)
Publisher: 早川書房, 1971.01.31
Pagination: 248 p. ; 16 cm
Series: ハヤカワ文庫 ; SF 15
内容紹介
ここはわが銀河系宇宙の最外縁の星からさらに数千億マイル外側。漆黒の闇の中,壮麗に輝く島宇宙のへりにそって飛行を続けていた星間パトロールの一隊は,突如,いずかたともしれぬ虚空の彼方より襲来した謎の宇宙船団の攻撃にあい,壊滅的打撃を受けた。敵の正体は何か? そしてその目的は? 地球人ダー・ナルと彼の部下達は唯一隻,銀河系への必死の逃亡を開始した。この瞬間から,おのが宇宙の生死を賭け,三つの銀河を巻き込んだ,想像を絶する大宇宙戦が展開される!
目次
1 宇宙からの大軍 9
2 暗黒空間の追跡劇 21
3 殺人光線と真紅の破壊光線 36
4 宇宙空間での死闘 50
5 銀河連合のために 63
6 無限のかたへ 77
7 宇宙の門 93
8 生ける標本の広間 108
9 自由への突進 126
10 逃亡と追跡 137
11 アンドロメダ宇宙へ 149
12 評決はなされた 162
13 宇宙艦隊出撃 178
14 銀河系に還る 192
15 宇宙の大決戦 200
16 宇宙の外から 218
17 ふたたび外宇宙へ 237
解説 すばらしきアイデアマン / 森優 pp. 243-248
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書評

  • 「SFマガジン」 (1971年4月号) 「SFでてくたあ」 海外セクション担当:福島正実
  • 浜洋「ハミルトン名作ダイジェスト 星間パトロール銀河大戦」『月刊バルーン』(1979年12月号)p. 20-21.
  • 中村融「SFマガジン」 (2015年4月号) 「ハヤカワ文庫SF総解説 Part 1 : 1-500」 p. 14; 『ハヤカワ文庫SF総解説2000』2015, p.34.

ebook

時のロストワールド (The Lost World of Time) CF#8

Translator: 野田昌宏 (NODA Masahiro)
装幀: 金森達
Publisher: 早川書房, 1967.01.15
Pagination: 192 p. ; 19 cm
Series: ハヤカワ・SF・シリーズ ; 3132
内容紹介
時を隔てる一億年の昔、火星と木星の間にあった惑星カタインは、悲惨な終焉を迎えようとしていた。木星と衝突する運命の日が目前に迫っていたのである。科学者ダルルームは<時搬送ビーム>を使って、救援を乞う電磁信号を未来に向けて送った – その時間と空間とを超えた悲痛な叫びに応えたのは、太陽系にその名を馳せるキャプテン・フューチャーその人だった! かねてからタイム・トラベルの研究に余念のなかったフューチャーメンは、さっそく<航時推進機>の完成を急いだ。数週間後、キャプテン・フューチャーをはじめとして、アンドロイドのオットー、ロボットのグラッグ、<<生きている脳>>のサイモン、といずれ劣らぬ宇宙の戦士たちを乗せた超高速宇宙船コメット号は、<<航時推進機>>を装備して、一路、太古の惑星カタインへ向った。だが、予期せぬ出来事が起こった。直径500マイルほどの巨大な岩塊がコメット号をめがけてつっ込んできたのだ。それこそ、知られざる地球の第二の月だった!
アメリカSF界の巨匠エドモンド・ハミルトンがおくる痛快スペース・オペラ<キャプテン・フューチャー・シリーズ>の第三弾!
目次
1 小惑星の怪 9
2 科学の城 17
3 過去よりの叫び 25
4 第二の月 35
5 “過去”のフューチャー・メン 44
6 予期せざる仲間 53
7 星の崇拝者 61
8 太古の惑星 69
9 噴射航跡とともに 79
10 火星の魔術師 87
11 出口 95
12 世界の死 104
13 ジカルのスパイ 112
14 ユグラの下の死 120
15 災難 129
16 創世以前での難破 139
17 太陽系の誕生 148
18 ダーウィンの誤謬 156
19 火星への陰謀 164
20 大崩壊 172
21 惑星の末路 180
解説 スペースオペラの時代 野田宏一郎 187
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書評

  • 「SFマガジン」8(4) (1967年4月号) *p. 95 「SF Detector でてくたあ」 担当: 石川喬司?

太陽系七つの秘宝 (Captain Future and the Seven Space Stones) CF#5

Translator: 野田昌宏 (NODA Masahiro)
Publisher: 早川書房, 1966.02.28
Pagination: 202 p. ; 19 cm
Series: ハヤカワSFシリーズ ; 3107
内容紹介(裏表紙)
火星に難事あれば火星へ、金星に怪事件あれば金星に、はては遠く海王星、冥王星へと愛機コメット号を駆って、いくとこ敵なしのキャプテン・フューチャー! 彼に仕えるのはプラスチック・アンドロイドのオットー、鋼鉄製ロボットのグラッグ、<生きている脳>のサイモン・ライト。これこそ太陽系にその名を馳せるフューチャー・メンの面々である。おりしも、惑星警察機構の手にあまる事件が発生した。考古学者ケネス・レスターがニューヨークで殺害され、古代火星王朝時代の超科学の謎を封じ込んである“神秘の石”の一つが奪われていたのだ。その秘密を解いたものは、無限の力が得られるという。
栄華を極めた古代火星の復活を夢見る火星人の秘密結社<二つの月の子等>の支援をうけて、その宝石を虎視眈眈と狙っていた一人の科学者がいた。名はウル・クォルン。太陽系制覇をもくろむ野心家である。レスター殺害事件が、この男の仕業とにらんだフューチャー・メンは彼のいる金星にコメット号を飛ばした……。
太陽系の正義のために敢然、悪と対決するフューチャー・メン! 本格スペースオペラの決定版キャプテン・フューチャー・シリーズの第一弾!
目次
1 火星の秘密 11
2 キャプテン・フューチャー休暇のおわり 20
3 第三の石 28
4 古代の声 36
5 月へ 44
6 金星沼の危機 53
7 太陽系大サーカス 63
8 死の檻 73
9 フューチャー・メンの挑戦 82
10 “二つの月の子等” 89
11 火星の月にて 97
12 グラッグの受けた命令 107
13 宇宙葬 115
14 隕石群の中で 124
15 宇宙仙人 133
16 “歓楽の星” 143
17 最後の“石” 152
18 極微宇宙 163
19 星の巨人 172
20 新しい宇宙 181
解説 ハミルトンとキャプテン・フューチャー・シリーズ 野田昌宏 187
巻末 キャプテン・フューチャー・シリーズ一覧表 200
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書評

  • 柴野拓美 「月評」 『宇宙塵』 No. 101 (1966.4)  *『柴野拓美SF評論集』(東京創元社 2014)で再録

謎の宇宙船強奪団 (Star Trail to Glory) CF#6

Translator: 野田昌宏 (NODA Masahiro)
装幀: 金森達
Publisher: 早川書房, 1966.07.31
Pagination: 178 p. ; 19 cm
Series: ハヤカワ・SF・シリーズ ; 3118
内容紹介(裏表紙)
最新の花形宇宙船が覇を争う太陽系一周レースを間近かにひかえて、ここ彗星の宇宙船試験基地では奇怪な宇宙船消失事件が頻発していた。テスト飛行中の新造船が次々に宇宙の闇に消えてしまう – 黒いもやが宇宙船を包む、と船は姿を消し、パイロットは宇宙空間の真っただ中にほうりだされているのである。惑星警察機構が捜査に乗り出したが、なんの手がかりも掴めなかった。
キャプテン・フューチャーの部下としてその名も高いアンドロイドのオットーは、快速宇宙艇コメット号を駆って月の裏側散歩としゃれこんでいた。月をほとんど半周したころ、オットーは船内に何者かが潜んでいるのを感じ、後ろを振り向いた。瞬間、もやのようなものに包み込まれ、気を失ってしまった。そこにいたのは機械人間だったのだ! 彼らはオットーを縛りあげると、コメット号の操縦席につき、航路を金星へと向けた……。惑星警察機構から宇宙船消失事件の解決を依頼された折も折、キャプテン・フューチャー自身がいま、愛機コメット号を失おうとしていた!
太陽系全域にその名を馳せるキャプテン・フューチャーの波瀾万丈の活躍を描く本格スペースオペラ第二弾!
目次
1 自殺基地 9
2 宇宙の謎 17
3 明日の男 25
4 金星への追跡 34
5 オーグ活躍す 45
6 太陽へ向う航跡 56
7 宇宙宮殿にて 67
8 太陽系図書館 77
9 カンス彗星の核 88
10 ロケット乗りとともに 98
11 虚空の謎 108
12 “蛸人”の願い 117
13 サイモン・ライトの待伏せ 125
14 時間加速機 133
15 レース開幕 142
16 太陽系縦断 150
17 解けた謎 160
18 奇妙な勝利 168
解説 フューチャーメンの乗機コメット号について エドモンド・ハミルトン 173
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虚空の遺産 (The Haunted Stars)

Translator: 川口正吉 (KAWAGUCHI Shokichi)
装幀: 内藤正敏
Publisher: 早川書房, 1964.09.30
Pagination: 224 p. ; 19 cm
Series: ハヤカワ・SF・シリーズ ; 3074
内容紹介
マサチューセッツ大学の言語学者ロバート・フェアリは、国立博物館の招きを受けてワシントンにやってきた。だが、空港から、迎えの車に乗せられて着いたところは博物館ではなく、空軍の基地だった。しかもそこには一機の軍用機がすでに出発の準備をととのえていて、ニュー・メキシコのモロー基地にむかうというのだった! 何かの間違いに違いないと思って抗議したフェアリは、だが、事の真相を聞かされておどろいた。時あたかも米ソの宇宙競争たけなわの1970年代。月のガッサンディ・クレーターに基地を設けていたアメリカは、そこに驚くべき発見をした‐‐ 推定三万年前のものとおぼしい軍事基地の廃墟である! モンロー基地はすでに、ガッサンディ廃墟で発見された、未知の文字の彫りつけられた小碑や録音テープが運び込まれていた。フェアリを含む四人の言語学者の任務は、その未知の言語を解読して、三万年前のその人類が持っていた恒星宇宙船のメカニズムの謎を解くことだったのである! そしてその解読に成功したとき、彼はさらに驚くべきことを知った。その廃墟こそ、三万年前に想像を絶する強敵と戦って滅びた人類の遠い祖先だったのだ……。SF界のヴェテラン中のヴェテラン エドモンド・ハミルトンの新作! 本邦初訳!
目次
章題はなし
ヴェテラン・リバイバル 福島正実 221
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書評

  • 「SFマガジン」5(13)(1964年12月号) *p. 95 「SF Detector でてくたあ」 担当: 石川喬司?
  • 柴野拓美 「SF界内部の充実へ」 『宇宙塵』 No. 85 (1964.11)  *『柴野拓美SF評論集』(東京創元社 2014)で再録

天界の王 (The Star Kings) SK#1

Translator: 矢野徹 (YANO Tetsu)
Publisher: 早川書房, 1969.04.30
Pagination: 251 p. ; 19 cm
Series: ハヤカワ・SF・シリーズ ; 3217
内容紹介:「おたがいのからだに心を入れかえて、それぞれの時代を見聞してみないか?」 - 時の深淵を飛び超えて、遙か20万年未来から、若い科学者の声がそう呼びかけてきたとき、ゴードンは一瞬、おのれが発狂したかと疑った。だが、この胸躍る提案に、彼は命と正気を賭けようと決心した。未来に目ざめた瞬間から、これまで平穏無事な、だが、しがない安サラリーマンとしてのうつろな日々が、目くるめく驚異と冒険に彩られた毎日へと一変するのだ!厖大な時を隔てた心と心の交換は、首尾よく成功した。だが、彼を待ち受けていたのは予想だにしなかった世界だった。彼は知らなかったのだ - おのれが飛びこんだからだは、当時宇宙最強最大を誇る中央銀河帝国の若き王子その人であることを。全銀河制服の野望に燃える暗黒星雲連合の統治者ショル・カンの恐るべき魔の手が、その身にひそかに迫りつつあることを。そしてその大陰謀をうちくだき全銀河を破滅から救う唯一の望みが、彼の生死いかんにかけられていることを!
アクション、スリル、超科学、イマジネーション、そして恋 - スペースオペラのもつあらゆる要素をもりこんで、この分野の第一人者が生み出した不滅の名作!
Contents:
1 ジョン・ゴードン 2
2 未来の宇宙 18
3 謎の襲撃者 29
4 魔法の惑星 34
5 不思議な仮装行列 44
6 月夜の祝宴 54
7 星の王女 64
8 暗黒星雲からのスパイ 72
9 宮殿の牢獄に 79
10 虚空への飛行 85
11 銀河的計画 92
12 宇宙雲の中で 101
13 暗黒星雲の支配者 109
14 暗黒世界の脅威 119
15 銀河系の神秘 126
16 宇宙での破壊計画 135
17 ネビュラで遭難 142
18 怪物人間たち 149
19 恐怖の世界 157
20 運命はスバルの果に 164
21 虚空の反乱 172
22 銀河系の危機 181
23 帝国の秘密 191
24 スルーンの嵐 203
25 恒星王国群の決意 214
26 恒星間の戦闘 226
27 ディスラプター 235
28 宇宙漂泊者の帰還 245
解説 健筆の作家ハミルトン 野田宏一郎
sk1-jp2Review:

  • 礒部剛喜, ハヤカワ・SF・シリーズ総解説特集 in: SFマガジン, vol. 57, no. 4 (2016年8月号), p. 48.

地球最後の都市 (City at World's End)

Translator: 内田庶 (UCHIDA Chikashi)
Illustrator: 北村脩 (KITAMURA Osamu)
Publisher: 学習研究社, 1964.11.01
Pagination: 79p. ; cm
Series: 中学生ワールド文庫 空想科学小説
Note: 中学二年コース11月号 昭和39年11月1日発行(毎月1回1日発行)第8巻第9号 第4付録
Note: Rewrite for Juvenile
Contents:
ある日とつぜんに 2
未来世界へ 7
死にかけた地球 12
町じゅうのひっこし 19
地球の核 23
こちらミドルタウン 27
宇宙船の客 32
宇宙人の目的 38
ベガ星へ 46
見知らぬ宇宙をとんで 53
恒星連盟の首都 56
長老会議 60
出発しよう! 66
やってみるか? 68
エネルギーばくだん 72
春の風が!
作者と作品 解説 78
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世界の外のはたごや (The Inn Outside the World)

Translator: 中村能三 (NAKAMURA Yoshimi)
in: マイ・ベストSF, 東京創元社, 1969.09.26. – (創元推理文庫 ; 806), pp. 141-169
ISBN: 9784488636012
「問題は報酬にあるのではなく、要は問題なのである」
著者コメント「いくつかの理由があって、割合短い形式では、わたしのSF作品中最高のものという気がする。理由の一つは、これがわたしのもっとも好むタイプ、驚異(ワンダー)の物語に属するからである」(自選の言葉より)
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失われた惑星 (The Lost World of Time) CF#8

失われた惑星
原作: エドモンド・ハミルトン
Translator: 福島正実
Cover Artist: 長谷川裕 (HASEGAWA Yutaka)
Illustrator: 池守よしお (IKEMORI Yoshio)
Publisher: 学習研究社, 1967.06.01
Pagination: 80 p. ; cm
Series: SF傑作選
NOTE: 高1コース6月号第3付録, 昭和42年6月1日発行(毎月1回1日発行)第5巻第3号
NOTE: G16 110
NOTE: Rewrite for Juvenile
Contents:
解説 ハミルトンとその作品 福島正実 2
もくじ 4
小惑星鉱山 5
秘密基地 13
過去からの叫び 17
第二の月 22
過去の地球へ 26
黒い宇宙船 31
火星人 36
火星の海 39
ルーン宮殿潜入 43
針路をカタインへ 50
壮大な移住計画 54
ジカル博士 58
島流し 63
太陽系の生まれるとき 67
宇宙の砲戦 71
カタイン最期の日 75
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太陽強奪 (The Star-Stealers) (Intersteller Patrol) IP#2

Translator: 深町眞理子 (FUKAMACHI Mariko)
Illustrator: 金森達
in: SFマガジン, Vol.8, No. 1 (No. 90) (Jan. 1967), pp. 115-150
Note: 19670101
内容紹介
その巨大な重力場でわが太陽を銀河系外の空間へ強奪せんと迫る暗黒巨星! 背後であやつる者はだれか? 地球の危機に敢然立ちあがった決死隊の運命やいかに?(目次)
その巨大な重力場でわが太陽を強奪せんと迫る暗黒巨星! 地球の危機に敢然立った決死隊の運命やいかに?
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