挑戦!嵐の海底都市 (Captain Future's Challenge) CF#3

Translator: 野田昌宏 (NODA Masahiro)
Illustrator: 水野良太郎
Publisher: 早川書房, 1971.07.31
Pagination: 307 p. ; 16 cm
Series: ハヤカワ文庫 ; SF 31
Note: Inside: Captain Future [海王星] pp. 299-307
ISBN: 9784150100315
内容紹介
太陽系内のグラヴィウム鉱山が次々と破壊されていった。水星,火星,土星……。グラヴィウムは重力等化機を作るため欠かせぬ物質であり,それがなければ,異なる重力を持つ他の惑星への飛行はいっさいできなくなる。宇宙旅行が不可能になるのだ。この太陽系政府の一大危機に,月面のキャプテン・フューチャー向けて直ちに出動要請の緊急信号が送られた。しかし時すでに遅し! 〈破壊王〉と名乗る謎の人物の手によって,キャプテンはいずこかへ拉致されてしまったのである! 彼の生命はいまや風前の灯。おなじみフューチャーメンの面々は愛機コメットにうち乗って,必死の捜索を開始したが……!?
目次

1Zero Hourゼロ・アワー13
2Upon Earth’s Moon地球の月にて25
3Solar Peril焦熱地獄40
4Conference in Space宇宙会談57
5Grag Becomes a Godグラッグ、神様となる75
6Thunder Moon雷鳴の月87
7On the Ocean World海洋惑星にて107
8Trap Under the Sea海底の罠127
9Alien Mindsとりかえられた精神138
10Menace of the Depths深海底の危機150
11Storm Over Neptune嵐の海王星160
12Scientific Magic科学的大秘法174
13Otho Goes Fishingオットー、漁に出る190
14Dangerous Imposture危険なペテン206
15Dwellers from the Deep深淵の住民218
16Futuremen on the Trailフューチャーメンの追跡235
17City of the Sea-Folk水棲人の都市249
18Battle Beneath Ocean大洋底の戦い261
19Quaking Doom地震の危機274
20Rockets in the Night夜空のロケット295

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書評

  • 「SFマガジン」(1971年11月号) *「SFでてくたあ」 海外セクション担当:福島正実

時のロストワールド (The Lost World of Time) CF#8

Translator: 野田昌宏 (NODA Masahiro)
装幀: 金森達
Publisher: 早川書房, 1967.01.15
Pagination: 192 p. ; 19 cm
Series: ハヤカワ・SF・シリーズ ; 3132
内容紹介
時を隔てる一億年の昔、火星と木星の間にあった惑星カタインは、悲惨な終焉を迎えようとしていた。木星と衝突する運命の日が目前に迫っていたのである。科学者ダルルームは<時搬送ビーム>を使って、救援を乞う電磁信号を未来に向けて送った – その時間と空間とを超えた悲痛な叫びに応えたのは、太陽系にその名を馳せるキャプテン・フューチャーその人だった! かねてからタイム・トラベルの研究に余念のなかったフューチャーメンは、さっそく<航時推進機>の完成を急いだ。数週間後、キャプテン・フューチャーをはじめとして、アンドロイドのオットー、ロボットのグラッグ、<<生きている脳>>のサイモン、といずれ劣らぬ宇宙の戦士たちを乗せた超高速宇宙船コメット号は、<<航時推進機>>を装備して、一路、太古の惑星カタインへ向った。だが、予期せぬ出来事が起こった。直径500マイルほどの巨大な岩塊がコメット号をめがけてつっ込んできたのだ。それこそ、知られざる地球の第二の月だった!
アメリカSF界の巨匠エドモンド・ハミルトンがおくる痛快スペース・オペラ<キャプテン・フューチャー・シリーズ>の第三弾!
目次
1 小惑星の怪 9
2 科学の城 17
3 過去よりの叫び 25
4 第二の月 35
5 “過去”のフューチャー・メン 44
6 予期せざる仲間 53
7 星の崇拝者 61
8 太古の惑星 69
9 噴射航跡とともに 79
10 火星の魔術師 87
11 出口 95
12 世界の死 104
13 ジカルのスパイ 112
14 ユグラの下の死 120
15 災難 129
16 創世以前での難破 139
17 太陽系の誕生 148
18 ダーウィンの誤謬 156
19 火星への陰謀 164
20 大崩壊 172
21 惑星の末路 180
解説 スペースオペラの時代 野田宏一郎 187
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書評

  • 「SFマガジン」8(4) (1967年4月号) *p. 95 「SF Detector でてくたあ」 担当: 石川喬司?

太陽系七つの秘宝 (Captain Future and the Seven Space Stones) CF#5

Translator: 野田昌宏 (NODA Masahiro)
Publisher: 早川書房, 1966.02.28
Pagination: 202 p. ; 19 cm
Series: ハヤカワSFシリーズ ; 3107
内容紹介(裏表紙)
火星に難事あれば火星へ、金星に怪事件あれば金星に、はては遠く海王星、冥王星へと愛機コメット号を駆って、いくとこ敵なしのキャプテン・フューチャー! 彼に仕えるのはプラスチック・アンドロイドのオットー、鋼鉄製ロボットのグラッグ、<生きている脳>のサイモン・ライト。これこそ太陽系にその名を馳せるフューチャー・メンの面々である。おりしも、惑星警察機構の手にあまる事件が発生した。考古学者ケネス・レスターがニューヨークで殺害され、古代火星王朝時代の超科学の謎を封じ込んである“神秘の石”の一つが奪われていたのだ。その秘密を解いたものは、無限の力が得られるという。
栄華を極めた古代火星の復活を夢見る火星人の秘密結社<二つの月の子等>の支援をうけて、その宝石を虎視眈眈と狙っていた一人の科学者がいた。名はウル・クォルン。太陽系制覇をもくろむ野心家である。レスター殺害事件が、この男の仕業とにらんだフューチャー・メンは彼のいる金星にコメット号を飛ばした……。
太陽系の正義のために敢然、悪と対決するフューチャー・メン! 本格スペースオペラの決定版キャプテン・フューチャー・シリーズの第一弾!
目次
1 火星の秘密 11
2 キャプテン・フューチャー休暇のおわり 20
3 第三の石 28
4 古代の声 36
5 月へ 44
6 金星沼の危機 53
7 太陽系大サーカス 63
8 死の檻 73
9 フューチャー・メンの挑戦 82
10 “二つの月の子等” 89
11 火星の月にて 97
12 グラッグの受けた命令 107
13 宇宙葬 115
14 隕石群の中で 124
15 宇宙仙人 133
16 “歓楽の星” 143
17 最後の“石” 152
18 極微宇宙 163
19 星の巨人 172
20 新しい宇宙 181
解説 ハミルトンとキャプテン・フューチャー・シリーズ 野田昌宏 187
巻末 キャプテン・フューチャー・シリーズ一覧表 200
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書評

  • 柴野拓美 「月評」 『宇宙塵』 No. 101 (1966.4)  *『柴野拓美SF評論集』(東京創元社 2014)で再録
  • 荒巻義雄著,  SFする思考 : 荒巻義雄評論集成, 小鳥遊書房, 2021.11, p. 686.

謎の宇宙船強奪団 (Star Trail to Glory) CF#6

Translator: 野田昌宏 (NODA Masahiro)
装幀: 金森達
Publisher: 早川書房, 1966.07.31
Pagination: 178 p. ; 19 cm
Series: ハヤカワ・SF・シリーズ ; 3118
内容紹介(裏表紙)
最新の花形宇宙船が覇を争う太陽系一周レースを間近かにひかえて、ここ彗星の宇宙船試験基地では奇怪な宇宙船消失事件が頻発していた。テスト飛行中の新造船が次々に宇宙の闇に消えてしまう – 黒いもやが宇宙船を包む、と船は姿を消し、パイロットは宇宙空間の真っただ中にほうりだされているのである。惑星警察機構が捜査に乗り出したが、なんの手がかりも掴めなかった。
キャプテン・フューチャーの部下としてその名も高いアンドロイドのオットーは、快速宇宙艇コメット号を駆って月の裏側散歩としゃれこんでいた。月をほとんど半周したころ、オットーは船内に何者かが潜んでいるのを感じ、後ろを振り向いた。瞬間、もやのようなものに包み込まれ、気を失ってしまった。そこにいたのは機械人間だったのだ! 彼らはオットーを縛りあげると、コメット号の操縦席につき、航路を金星へと向けた……。惑星警察機構から宇宙船消失事件の解決を依頼された折も折、キャプテン・フューチャー自身がいま、愛機コメット号を失おうとしていた!
太陽系全域にその名を馳せるキャプテン・フューチャーの波瀾万丈の活躍を描く本格スペースオペラ第二弾!
目次
1 自殺基地 9
2 宇宙の謎 17
3 明日の男 25
4 金星への追跡 34
5 オーグ活躍す 45
6 太陽へ向う航跡 56
7 宇宙宮殿にて 67
8 太陽系図書館 77
9 カンス彗星の核 88
10 ロケット乗りとともに 98
11 虚空の謎 108
12 “蛸人”の願い 117
13 サイモン・ライトの待伏せ 125
14 時間加速機 133
15 レース開幕 142
16 太陽系縦断 150
17 解けた謎 160
18 奇妙な勝利 168
解説 フューチャーメンの乗機コメット号について エドモンド・ハミルトン 173
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失われた惑星 (The Lost World of Time) CF#8

失われた惑星
原作: エドモンド・ハミルトン
Translator: 福島正実
Cover Artist: 長谷川裕 (HASEGAWA Yutaka)
Illustrator: 池守よしお (IKEMORI Yoshio)
Publisher: 学習研究社, 1967.06.01
Pagination: 80 p. ; cm
Series: SF傑作選
NOTE: 高1コース6月号第3付録, 昭和42年6月1日発行(毎月1回1日発行)第5巻第3号
NOTE: G16 110
NOTE: Rewrite for Juvenile
Contents:
解説 ハミルトンとその作品 福島正実 2
もくじ 4
小惑星鉱山 5
秘密基地 13
過去からの叫び 17
第二の月 22
過去の地球へ 26
黒い宇宙船 31
火星人 36
火星の海 39
ルーン宮殿潜入 43
針路をカタインへ 50
壮大な移住計画 54
ジカル博士 58
島流し 63
太陽系の生まれるとき 67
宇宙の砲戦 71
カタイン最期の日 75
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戦う未来戦士 (Star Trail to Glory) CF#6

戦う未来戦士
Translator (Text): 福島正実 (FUKUSHIMA Masami)
Illustrator: 岡野謙二? 表記なし (OKANO Kenji)
Publisher: 学習研究社, 1966.11.01
Pagination: 79 p.
Series: 中学生傑作文庫 ; 8
NOTE: 中学一年コース11月号第4付録, 昭和41年11月1日発行(毎月1回1日発行)第10巻第8号
Note: Rewrite for Juvenile
Contents:
自殺基地 2
なぞの遭難 3
フューチャー・メン 7
緊急呼び出し 11
金星へ 14
オットーの活躍 17
金属の都ソラ・シティ 26
宇宙宮殿 29
太陽系図書館 36
カンス彗星 43
しんまいパイロット 48
宇宙のサーガッソー海 52
宇宙生物との取り引き 56
加速機の秘密 61
加速機完成 63
宇宙レース 67
とけたなぞ 72
作家とその作品について 福島正実 78
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鉄の神経お許しを (Pardon My Iron Nerves) CF#24

Translator: 野田昌宏 (NODA Masahiro)
in: SFマガジン, Vol.7, No. 9, (No. 85), 八月臨時増刊号 Extra Issue (Aug. 1966), pp. 20-45
Note: 19660815
内容紹介
七フィートの鉄人ロボット・グラッグが、事もあろうにノイローゼになり、人間のいない冥王星第4惑星へ、はるばる療養に出かけたのはいいが – そこでも彼の鉄の神経は休まるどころか、いよいよ狂ってしまったのだ!
目次
1 鉄の男 20
2 冥王星への使命 27
3 マック達 32
4 狂った月 39
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OPUS#232 Earthmen No More [CF#26]

OPUS: #232
Title: Earthmen No More
Author: Edmond Hamilton
Year: 1951
Type: novelette
Series: Captain Future
Series Number: 26
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“When the Futuremen revived John Carney from his deep freeze, he wanted to go home – but where in space was home?”
「洗練と技巧をもって、カーティス・ニュートンの冒険に取り組んだ。新しい作品はオリジナルの長編よりもよくできており、もし<<キャプテン・フューチャー>>の冒険がこれだけだったら、登場人物たちも通常思われているよりも、もっと立派な存在として記録されることになっただろう。物語の広がりも地球規模となり、最後の三篇(中略)では、人類、生命、大宇宙の起源と本質に関する秘密が解明されてゆく」 – マイク・アシュリー著 ; 牧眞司訳『SF雑誌の歴史:黄金期そして革命』(東京創元社, 2015)p. 26.
Publications:

  • Startling Stories, Vol. 23, no. 1, March 1951, (Mar 1951, ed. Sam Merwin, Jr., publ. Better Publications, Inc.; Springfield, MA, $0.25, 164pp, Pulp, magazine) Cover: Earle Bergey; Illust : Orban
  • Thrilling Novels, No. 39, 1996

Reviews:

  • Gammell, Leon L., The Annotated Guide to Startling Stories, Starmont House, 1986, p. 70. “Probably the most serious in tone of all the Captain Future stories, either the early novels or the later novelettes, concerning a man of the late twentieth century revived from a deep freeze in space to face the mind-boggling marvels — and difficulties — of the far future, Well-written and thought provoking.”

ebook: https://archive.org/details/Startling_Stories_v23n01_1951-03.Better_c2c_ufikus-DPP

OPUS#233 Birthplace of Creation [CF#27]

OPUS: 233
Title: Birthplace of Creation
Author: Edmond Hamilton
Year: 1951
Type: novelette
Series: Captain Future
Series Number: 27
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“In their final adventure the Futuremen are called on to save the Universe itself from a madman’s destructive whim!”
「洗練と技巧をもって、カーティス・ニュートンの冒険に取り組んだ。新しい作品はオリジナルの長編よりもよくできており、もし<<キャプテン・フューチャー>>の冒険がこれだけだったら、登場人物たちも通常思われているよりも、もっと立派な存在として記録されることになっただろう。物語の広がりも地球規模となり、最後の三篇(中略)では、人類、生命、大宇宙の起源と本質に関する秘密が解明されてゆく」 – マイク・アシュリー著 ; 牧眞司訳『SF雑誌の歴史:黄金期そして革命』(東京創元社, 2015)p. 26.
Publications:

  • Startling Stories, Vol. 23, no. 2, May 1951, (May 1951, ed. Sam Merwin, Jr., publ. Better Publications, Inc.; Kokomo, IN, $0.25, 164pp, Pulp, magazine) Cover: Earle Bergey; Ill : Orban
  • Startling Stories (UK), No. 8, August 1952. Ill : Michael Jones
  • Starwind : Science Fiction and Fantasy. Vol. 2, No. 1, Fall, August 1976
  • Thilling Novels, No. 39, 1996

Reviews:

  • Gammell, Leon L., The Annotated Guide to Startling Stories, Starmont House, 1986, p. 71. “Last of the Captain Future series, more or less of a sequel to the earlier novel, The Quest Beyond the Stars (Captain Future, Winter, 1942), wherein the Futuremen first discovered the wondrous Birthplace from whence all matter in our universe comes into being, and to which they now return to keep a power-hungry madman from subjecting it to his destructive whims. Better written than the earlier novel, but not nearly as much fun.”

ebook: https://archive.org/details/StarwindV02n011976Autumn/page/n47

OPUS#231 Moon of the Unforgotten [CF#25]

OPUS: #231
Title: Moon of the Unforgotten
Author: Edmond Hamilton
Year: 1951
Type: novelette
Series: Captain Future
Series Number: 25
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“Curt Newton and Otho plumb the perilous secrets of the Jovian Moon Europa- where Ezra Gurney, friend of the Futuremen, has fallen prey to a mystic cult!”
「洗練と技巧をもって、カーティス・ニュートンの冒険に取り組んだ。新しい作品はオリジナルの長編よりもよくできており、もし<<キャプテン・フューチャー>>の冒険がこれだけだったら、登場人物たちも通常思われているよりも、もっと立派な存在として記録されることになっただろう。物語の広がりも地球規模となり、最後の三篇(中略)では、人類、生命、大宇宙の起源と本質に関する秘密が解明されてゆく」 – マイク・アシュリー著 ; 牧眞司訳『SF雑誌の歴史:黄金期そして革命』(東京創元社, 2015)p. 26.
Publications:

  • Startling Stories, Vol. 22, no. 3, January 1951, (Jan 1951, ed. Sam Merwin, Jr., publ. Better Publications, Inc.; Springfield, MA, $0.25, 164pp, pulp, magazine), pp. 118-134. Cover: Earle Bergey; Illust: Orban
  • Startling Stories (Canada), Vol. 22, no. 3, January 1951
  • Thrilling Novels, No. 39, 1996

Contents:
Chapter 1 The Second Life 118
Chapter 2 The Inn of the Three Red Moons 122
Chapter 3 The House of Returning 126
Chapter 4 The Unforgotten 130
Reviews:

  • Gammell, Leon L., The Annotated Guide to Startling Stories, Starmont House, 1986, p. 70. “Another well-written entry in this series of shorter pieces in the long-enduring sage of Curt Newton and the Futuremen, wherein the intrepid quarter attempt to utilize a the secret humanity’s ultimate origins that lie hidden within the human brain itself.”

ebook: http://www.unz.org/Pub/StartlingStories-1951jan-00118
ebook: https://archive.org/details/StartlingStoriesV22N03195101