眠れる人の島 (Original Collection)

Editor/Translator: 中村融 (NAKAMURA Toru)
Translator: 市田泉(ICHIDA Izumi) *「神々の黄昏」と「邪眼の家」を担当
Publisher: 東京創元社, 2005.12.22
Pagination: 405 p. ; 16 cm
Series: 創元SF文庫 ; 637-04(SFハ-6-4)
ISBN 4-488-63704-3
内容紹介
奇想SF短編の名手ハミルトンの傑作短編集、幻想怪奇編。楽園のような孤島に漂着した男が出会った一人の美少女。彼女は、この島のすべてが〈眠れる人〉の見ている夢だという……驚愕の表題作をはじめ、太古の神殿を発掘中の一隊を襲った幻想的な事件を描く「蛇の女神」、見つめることで相手を病気にし殺すことさえできる力を持つ一族との闘い「邪眼の家」など5編を精選して収録。編者あとがき=中村融
Contents:
蛇の女神 Serpent Princess 9
眠れる人の島 The Isle of the Sleeper 59
神々の黄昏 Twilight of the Gods 87
邪眼の家 The House of the Evil Eye (DD#2) as Hugh Davidson 155
生命の湖  The Lake of Life 223
編者あとがき 幻想怪奇作家としてのハミルトン / 中村融 pp. 395-405

 

  • 「夢見られる世界:エドモンド・ハミルトン「眠れる人の島」」『夢と眠りの物語ブックガイド』Kazuou, 2020, p. 18.
  • 代島正樹, 創元SF文庫総解説, 東京創元社, 2023.12, p. 177.

フェッセンデンの宇宙 (Original Collection)

Editor/Translator: 中村融 (NAKAMURA Toru)
Publisher: 河出書房新社, 2012.09.06
Pagination: 457 p. ; 16 cm
Series: 河出文庫(Kawade bunko) ; ハ-8-1
ISBN978-4-309-46378-0
内容紹介
天才科学者フェッセンデンが実験室のなかに創った宇宙。それを見てしまった「ぼく」は – 。名作中の名作として世界中で翻訳された表題作他、「向こうはどんなところだい?」「翼を持つ男」など稀代な奇想SF作家の代表作を収録、さらに文庫版のための新訳3篇を含む全12篇。情感豊かなストーリー・テラーがおくる物語集。
目次
「フェッセンデンの宇宙」 Fessenden’s World 9
「風の子供」 Child of the Winds 35
「向うはどんなところだい?」 What’s It Like Out There?  73
「帰ってきた男」 The Man Who Returned 119
「凶運の彗星」 The Comet Doom 145
「追放者」 Exile 211
「翼を持つ者」 He That Hath Wings 221
「太陽の炎」 Sunfire! 267
「夢見る者の世界」 Dreamer’s Worlds 297
「世界の外のはたごや」 The Inn Outside the World 363
「漂流者」Castaway 393
「フェッセンデンの宇宙」 1950年版  Fessenden’s World 409
単行本版編訳者あとがき 435-451
文庫版編訳者あとがき 453-457

書評

  • 「朝日新聞」 45426号 (2012.10.21) p. 15
  • 菊池崇志「創造主と科学者倫理」『ブックガイド2015』(長岡技術科学大学共通教育センタ-)

フェッセンデンの宇宙 (Original Collection)

Translator: 中村融 (NAKAMURA Toru)
Publisher: 河出書房新社, 2004.04.19
Pagination: 357 p. ; 20 cm
Series: シリーズ奇想コレクション ; 4
ISBN 4-309-62184-8
内容紹介(帯)
“奇想コレクション” 第4回配本は、情感豊かなストーリー・テラー、エドモンド・ハミルトン。生誕百周年を記念して、完全新訳・オリジナル編集でおくる、奇想天外がぎっしりつまった物語集。
史上最高の科学者フェッセンデンが実験室のなかに宇宙を創った! 世界中の言葉に翻訳された、名作中の名作「フェッセンデンの宇宙」をはじめ、代表作「向こうはどんなところだい?」「翼を持つ男」、切ない怪奇小説「帰ってきた男」、ショート・ショート「追放者」、さらに本邦初紹介作として「風の子供」「凶運の惑星」「太陽の炎」「夢見る者の世界」の4篇を含む、全9篇を収録。
Contents:
フェッセンデンの宇宙 Fessenden’s Worlds 7
風の子供 Child of the Winds 31
向こうはどんなところだい?  What’s It Like Out There? 67
帰ってきた男 The Man Who Returned 111
凶運の彗星 The Comet Doom 135
追放者 Exile 197
翼を持つ男 He That Hath Wings 207
太陽の炎 Sunfire! 249
夢見る者の世界 Dreamer’s World 277
編訳者あとがき あなたの知らないハミルトン / 中村融 pp. 339-354
エドモンド・ハミルトン 著作リスト pp. 355-357

銀河大戦 [漫画版] (Outside the Universe) IP#4

Cartoonist: 七瀬カイ(手塚プロ)
Publisher: 主婦の友社, 1978.12.01
Pagination: 161 p.
Series: TOMOコミックス . 名作ミステリー ; TM-25
解説: 原作者と作品について / 加納一郎
Note: 翻案: 加納一郎
Note: Not Fiction
内容紹介(ダストジャケット)
アンドロメダ大星雲。大小マゼラン星雲。そして、われらが銀河系。三つの宇宙をまたにかけ、すすむは恐れを知らぬ星間パトロール隊!
その行く手には、想像を絶した戦いが待っていた。
壮大なスケールでえがく、スペースオペラの傑作が、いま、はじめて劇画で再現された。
ip4-comic

翼をもつ男 (He That Hath Wings)

Translator: 荒俣宏 (ARAMATA Hiroshi)
Illustrator: 岩淵慶造
in: SFマガジン, vol. 10, No. 7 (No. 122) (July 1969), pp. 21-39
Note: 19690701
内容紹介
強烈な放射線を浴びた母胎から、医学史上いまだかつて類例のない奇跡が生れた。その新生児は、翼をもつミュータントだったのだ!
sfm196907

人工宇宙の恐怖 (Fessenden's Worlds)

Translator: 亀山龍樹
in: 科学者たちの陰謀, ポプラ社, 2005.02.26, 198 p. ; 20 cm. – (SF セレクション ; 4)
ISBN:978-4-591-08498-4
内容紹介
福島正実、大海赫、エルサ・ベスコフ、手塚治虫、、E.ハミルトン、ジョン・テインなど、マッド・サイエンティストの物語。
目次
変な科学者 <福島正実> ・・・・・・5
あなたのエラサはなんポッチ? <大海赫> ・・・・・・17
クローカ博士の発明 <エルサ・ベスコフ> ・・・・・・47
バックネットの青い影 <手塚治虫> ・・・・・・73
人工宇宙の恐怖 <E・ハミルトン> ・・・・・・109
究極触媒 <ジョン・テイン> ・・・・・・133
解説 <赤木かん子> ・・・・・・196

神々の黄昏 (Twilight of the Gods)

Translator: 田沼幸男 (TANUMA Yukio)
in: 幻想と怪奇, Vol.2, No. 6 (No. 12) (Oct. 1974) , pp. 75-105
Note: 19741001
内容紹介
スペースオペラの雄、宇宙の破壊者、キャプテン・フューチャーの生みの親 – ありとあらゆる名誉と非難を一身に集めるこの作家こそ、パルプマガジン時代の最も才能あるヒーローだったのではないだろうか。もしハミルトンがいなかったら、WT [註:ウィアード・テールズ]も、アメージングも、アスタウンディングも、あれほど血沸き肉躍る雑誌にはなり得なかったろう! ここでは、冒険ファンタシィの作家として捉えたハミルトンの一面を、最もドラマチックに表現する力編を紹介しよう。作品の素材は、アメリカ幻想怪奇小説の作家が一度は手がけたいと願う、あの勇壮広大な大叙事詩「北欧神話」なのだ!
原題は The Twilight of the Gods 出典は WT 四八年七月号。
genso&kaiki

滅びの星 (Doomstar)

Translator: 鎌田三平 (KAMATA Sanpei)
カバーデザイン・AD: たなべまこと
Illust: 福田典高
Publisher: 久保書店, 1981.09.20
Pagination: 255 p. ; 19 cm
Series: SFノベルズ ; 15
解説: ハミルトンは語る 宮田洋介 (pp. 251-255)
ISBN: 9784765901154
内容紹介
恐怖の滅びの星の噂が宇宙の巷に流れる頃ヒヤデス星団の小惑星が突如死滅した。その謎を追ってタナナル星に赴く密交易商人が、謀略と裏切りの挟間でみたものは・・・!?
ds-jp書評

  • 「SFアドベンチャー」25号 1981.12  評者:安田均

太陽破壊者 (Starman Come Home)

Translator: 中上守 (NAKAGAMI Mamoru)
Cover Illustrator: 松本零士
Cover Design: 最上豊
Illustrator: 松本零士
Publisher: 日本文芸社, 1978.06.20
Pagination: 262 p. ; 19 cm
Note: Bound with: 海賊小惑星 / ブラケット (151-200) – 第五銀河系の復讐 / エリスン (201-258)
Note: 「太陽破壊者」 pp. 3-180
解説: 宮田洋介 (pp. 260-262)
内容紹介
宇宙のはるかかなた、アンタ-レスの第四惑星の王都カトゥーンで銀河帝国と反乱軍の間で壮絶な殺戮が展開されていた。やがて、銀河帝国は反乱軍によって殲滅され、サラーニャ率いる”新帝国”が誕生する。
ニール・バニングは、ニューヨークに住むある出版社の平凡なセールスマンであった。ある日、彼はロルフと名乗る人間によって恒星間宇宙船に乗り、広大無限の宇宙を駆けめぐり、旧王都カトゥーンに到着する。
そこで彼は、彼自身の素性をロルフから明かされる。ニール・バニングという人物は実際には存在せず、彼の肉体は、九万年前、銀河系の半分以上を代々支配していた銀河帝国の国王ヴァルカー家の残された最後の子孫、カイル・ヴァルカーであることを–。
新帝国壊滅に決起した旧帝国は、その唯一の鍵を握る”ヴァルカー家のハンマー”の出動をカイル・ヴァルカー即ちニール・バニングに呼びかける。”ヴァルカー家のハンマー”–あらゆる反徒を威圧せずにはおかない恐るべき威力を秘めた秘密兵器”ヴァルカー家のハンマー”とは?
広大無辺の宇宙を部隊に壮大に繰り広げられる痛快無比のスペース・アドベンチャー!! 表題作他二篇収録。
『宇宙の破壊者』の異名をもつ、エドモンド・ハミルトン会心のスペースオペラ – 本邦初訳!!
sunsmasher

時果つるところ (City at World's End)

Translator: 南山宏 (MINAMIYAMA Hiroshi)
Publisher: 早川書房, 1969.11.30
Pagination: 428 p. ; 20 cm
Series: 世界SF全集 ; 11
Note: Bound with: オペレーション外宇宙 / マレイ・ラインスター
NOTE: 「時果つるところ」は pp. 3-201
内容紹介(箱帯)
赤くよどんだ巨大な太陽のもと、涯てしなくひろがる不毛の荒野。超原爆の巨大な力によって一瞬の間に数百万光年の未来に吹き飛ばされた田舎町ミドルタウンの市民の運命を迫力ある筆致で描いて、エンターテインメントしてのSFの真髄を如何なく発揮した傑作!
目次
1 大異変 5
2 信じられぬもの 15
3 瀕死の惑星 23
4 廃墟の都市 30
5 赤い夜明けに 39
6 明日への行進 47
7 ドームの空の下 54
8 こちらミドルタウン 64
9 沈黙の中から 73
10 星よりの来訪者 82
11 真相 93
12 危機 104
13 武装する都市 117
14 最後の手段 126
15 地球のための使命 135
16 ヴェガにて 145
17 星の裁き 157
18 運命の帰還 167
19 ミドルタウンの決意 178
20 運命との約束 187
21 目覚めゆく世界 194
解説 エドモンド・ハミルトン - その人と作品 - 南山宏 405-416
cwe-jp3
書評

  • 「SFマガジン」11(2)(1970年2月号) *p. 184 「SFでてくたあ」 海外セクション担当:福島正実